「なぜ、ブラック企業だと分かっていたのにすぐに転職しなかったの?」と転職エージェントに言われた話

「なぜ、ブラック企業だと分かっていたのにすぐに転職しなかったの?」と転職エージェントに言われた話

「なぜ、ブラック企業だと分かっていたのにすぐに転職しなかったの?」と転職エージェントに言われた話

ブラック企業は、ブラック企業だと気が付いた時点ですぐに辞めた方がいい。

 

ブラック企業で働き続けると心身に大きなダメージを受けるのと、中途半端に続けると転職活動にも影響が出るんだよ。

 

時間がないのもあるし、病気になってしまえば転職活動をする余裕がなくなってしまうから。

ブラック企業に存在する「弱い者いじめ」の構図

ブラック企業は、ブラック企業だといわれる原因がある。

 

 

例えば、ほとんどのブラック企業で発生しているのがパワハラ。

 

上長が逆らえない部下に対して、パワハラを徹底して行う。

 

何でこんな構図が発生しやすいかというと、その上長もその上から同じようなことをされてそのストレスを発散しようとすることが多いからなんだ。

 

 

いわゆる「弱い者いじめ」の構図が発生する。

 

 

日本企業の特性上、部下はほとんど逆らえないから耐えるしかない。

 

耐えられない人はみんな辞めていくから人がどんどんいなくなる。

 

 

そして人手不足になるから一人当たりの仕事量がどんどん増えてさらにブラックになっていく・・・。

 

 

私がやめたブラック企業はこの状態になった。

 

 

毎月人がどんどん辞めていき、採用しようにもなかなか採用できずついには人事もほとんど辞めていったから、採用活動ができる余裕もなくなっていった。

 

仕事量はどんどん増えていくのに人が減っていき、新しくやっと人材が入ってきてもあまりにも仕事量が多く、またあまりにも殺伐とした雰囲気にすぐにやめていくし辞めていかなくても、なかなかなじめなかったり仕事を覚える余裕もないからいわゆる戦力にならない。

 

 

昼休憩を元々採らせてくれるような会社じゃなかったけど、ついには昼ごはんを食べる時間もなくなった。

 

保育園を運営している会社だったから、運営している保育園も管理していたんだけど保育園の現場も混乱して、電話はひっきりなしになる。

 

 

社用携帯にも出て、固定電話で外線にもでる。

 

電話に出てるだけで午前中が終わるような状態になった。

 

 

そんな状態になるとみんな余裕がなくなって雰囲気は殺伐とし上長がさらに余裕をなくし、パワハラが激化した。

うつ病になって休職して復帰してきた先輩をさっそく叱責する上司

私の先輩はとくに集中攻撃をされたせいで重いうつ病になった。

 

休職をして、3か月後に復帰してきたんだけどなかなか定時に出社して来れなかった。

 

でもフレックスだから、融通はきかせられるはずなのに。

 

 

それに対して、上長はかなり叱責した。

 

メンタルが弱って三か月も休職した人を会議室に閉じ込めていつも私たちにやっていた調子でかなり怒ったらしい。

 

 

その現場を見たわけではなかったんだけどね。

 

そしたら、次の日からその先輩は出社してこなくなった。

 

 

音信不通になったの。

 

それで、このままではまずいということになって人事が家まで様子を見に行ったんだけど、家にもいなかった。

 

いわゆる失踪したの。

 

 

気丈で明るい先輩だったのに、退職準備をする余裕もなくもちろん転職活動なんかする余裕もなく、デスクの私物も片づけないまま失踪してしまった。

 

最終的には実家に帰ってたのが分かったんだけどね。

転職を決意するときの葛藤「職歴に傷がつかないか」問題

私はこの先輩の事件があってから、転職を決意した。

 

ここまで体を壊し、精神的に壊れてしまったら人生を立て直すのが大変だと思ったの。

 

 

もう既に余裕なんかなかったけど、少しでもまだ転職活動をしようという力がまだ自分に残っているうちに、戦う気持ちが残っているうちに転職活動を開始し抜け出した方がいいと思ったの。

 

 

でも、転職活動を開始してからも迷いはまだあった。

 

あなたも多分あると思うんだ。

 

そうそう、職歴について!

 

 

私も入社してから1年に満たなかったから、その点で転職活動が難しくなると思ってなかなか行動に移せなかったのね。

 

実際に転職活動を開始してみても、今まで何回か転職活動をやった中で、一番書類選考が通過しなかった。

 

 

アルバイトから正社員になろうとして、転職活動をしたときもなかなか苦労したけどそのときよりも書類が通過しなかった。

 

 

だから、やはり一般的に言われている「3年間」はいようとかせめて1年間はいようとかいろいろと考えたんだけど、そのときに出会った転職エージェントの人の言葉がやっぱり、転職活動に向き合うことにするきっかけになった。

 

 

やはり、1年にも満たない期間しか在籍していないのが原因で書類が通過しないんですか?と聞いてみると、転職エージェントの方はそうだと応えたんだけど、

 

「しかし、ブラック企業だと分かっているのに1年間いて、その結果やっぱり転職しようとした方が疑問に思われる。なぜ、そんなブラック企業だと分かっていたのにすぐに転職しなかったの?と疑問に思われることもある」といってたの。

 

 

だったら、1年中途半端に我慢するよりブラック企業に入社したことと向き合って、もう続けられないと思っている自分、そして、誰が見たってブラックだと認める環境の会社だということにも素直に向き合って転職活動を続けたの。

 

仕事を続けても、転職活動を続けてもどうせ辛いなら未来をつなげるのは、転職活動だと思ったから仕事を続けながら何とか面接に行き、最終的に内定をとり退社するに至った。

 

 

そのまま、ブラック企業に勤めていて未来はある?

 

 

私がいたブラック企業は、未だにどんどん人が辞めていってる。

 

残っている人にどんどん負担がかかっていってる。

 

 

もちろん、会社は社員をかえりみることなんかないからどんどん負担を強いられるだけ。

 

残業時間もどんどん増えていってる。

 

 

夜中の10時になってもみんな帰らないのが当たり前だったけどまだ、会社に残っている人は最近は毎日夜の11時にならないと帰れないみたい。

 

 

これじゃ、面接も受けられないよね?

 

プライベートの時間だってもちろんない。

 

ただ、毎日ひたすら会社に時間と人生を捧げるだけ。

 

 

会社のために自分の人生を犠牲にする。

 

それで何が得られるの?

ブラック企業で人生のすべてを注ぎ込んで働いても何の見返りもない

私がいた会社の上長は、忙しさとストレスで自分を見失うと理性をいつも失って、土日の休みの日も平気で携帯に電話してきた。

 

休みなんか関係なし、文字通り365日24時間体制だった。

 

 

そこまでやっても、退職金をくれるわけでもなく何かいたわってくれたわけでもなくもちろん、出世させてくれたわけでもない。

 

 

何も保証なんてしてくれなかった。

 

何も与えてなんかくれなかった。

 

 

世の中には意外と社員を大切にしてくれる会社はある。

 

仕事をするために生きるのではなく、生きるために仕事をする。

 

 

ブラック企業にいるとまるでこの考え方はわがままなように思うけどそれは違う。

 

これが当然なんだよ。

 

 

自分の体と心と自分の人生と大切にしようよ。

 

ブラック企業に居続ける勇気を持とうとするよりブラック企業から脱出する勇気を持とう。

 

自分の人生のために!

 

 

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