ブラック企業の特徴と見分け方!面接時・入社直後それぞれ見極めるポイント!
ブラック企業で働くと人生終わります。
少なくともその会社で働いてる間は。
なのでブラック企業の特徴を把握し、ブラックと分かった時点ですぐに辞めることが大切です。
そのためにブラック企業の特徴と見分け方を解説するのでぜひ参考にしてください。
ブラック企業の特徴
ブラック企業の特徴をざっと挙げてみます。
- 労働時間が長い
- 10日以上連続出勤が多い
- 社会保険が出ない
- ボーナスが出ない
- 残業代がつかない
- 残業代が給与に含まれている
- 残業が多すぎる
- 休日出勤がよくある
- 人の入れ替わりが激しい
- 職場の人間関係が悪い
- 新人を育てられる人材がいない
- パワハラやセクハラがある(見て見ぬ振りをしている)
- 給与と勤務内容が見合ってない
- 昇給がない
- 有給がほとんど取れない
- 体調が悪くても休めない
- 上司にはイエスマンでなければいけない
- お局がいる
- 家族経営
- 若い社員が少ない
- 朝礼が多い
- ミーティングが多い
- 社訓が長く、朝礼で社訓を読まされる
- 過去の成功体験や神棚、風水にこだわる
- 完全週休二日制ではなく、週休二日制の事の方が多い
- あまりにも簡単に入社できる
- 面接の時の態度がやたらさわやかで親切
ブラック企業の一番の特徴は残業時間の多さと残業代を払わないことです。
ブラック企業にとって社員は使い捨ての駒なので、いかに労働力を搾取するかばかり考えてます。
残業がめちゃめちゃ多いのに残業代は給与に含まれているなどの口実を付けて払いません。
思いっきり労働基準法に違反してますが、ブラック企業はそれを堂々とやってます。
また、最近は残業の監査が厳しくなったため、タイムカードを切ってから残業させるなどして表面上は残業がないように見せてる会社もあります。
だから面接のときに残業がないと言われても簡単に信じちゃいけません。
他にも休日出勤は当たり前だったり、休日も会社からの電話に出ることが強制だったりするのに休日だからといって給料を出さない会社もあります。
また社会保険に入れなかったり、有給が取れなかったり、当たり前のことができません。
また上司がパワハラやセクハラを当たり前のように行う古い体質の会社もブラックです。
昭和の体育会系の体質の会社は軍隊のように上下関係が厳しく、上司には絶対逆らえない風潮があります。
そしてブラック企業では辞める人が多いので人の入れ替わりが激しいです。
そのため、若い社員が少ない傾向があります。
また、ブラック企業には朝礼で社訓を叫ばされたりする会社もありますが、これをやった時点でブラック確定だと思ってください。
社員を洗脳してブラック企業であることをごまかそうとしてる会社がよくやる手口です。
朝礼やミーティングがやたら多い会社も員を洗脳するためなので要注意です。
では次に具体的に武落暉企業を見分けるポイントを面接のときと、入社後にわかることに分けて解説します。
面接の時点でわかるブラック企業の見分け方
まず始めに、面接の時点でわかるブラック企業の見分け方を紹介します。
もし当てはまるものがあったら内定をもらっても辞退してください。
すんなり入社できる会社
ブラック企業はすでに人がたくさん辞めていて人手不足の状態なので、入りやすいです。
面接をして、当日に電話が来るような所は、とりあえず人を入れようという状態なので、気をつけたほうが良いです。
求人を人伝てに出している会社
職安に求人募集を出していないけど、人伝てに求人募集をしているところは大体ブラックです。
職安に出せる求人内容じゃないため出せないことが多いです。
休みも少なく労働基準法なんて、当たり前のように守っていません。
仕事前の準備、終わった後の片付けは仕事時間に入らず、朝8時からの勤務でも、仕事ができる状態にしておくため1時間前には職場に到着し、準備をしなければならないことがあります。仕事内容を確認しつつ、朝何時に出勤しなければならないか確認しておいた方がいいです。
仕事内容がよくわからないとどんな会社かわかりませんが、はじめによく説明を聞くことが大切だと思います。
こちらから質問しないと教えてくれないのは都合が悪いことがある場合が多いので、休日や就業時間、休憩時間、残業時間、給与形態など大切なことはこちらから質問したほうがいいです。
通年で求人を出している会社
ブラック企業では、人が長続きせず辞める人が多いか、ブラックであることが知られていて人が集まりにくいため、常時人手不足であることが多いです。
そのため、特に通年、または毎週求人誌や求人サイトでバイトや社員を募集し続けている企業は避けた方がいいです。
通年で募集してるかどうかは求人情報サイトなどで募集期間が長くないかなどをチェックするといいでしょう。
面接のときにやたらいいことばかり言う会社
ブラック企業特有の特徴として、まず面接の時はごくごく普通かやたら対応が異常に良すぎるのがしょっちゅうあります。
最初はとても爽やかで優しいような印象を与えるところがこのブラック企業特有の特徴だと思います。
オーナーや社長など、一番上の人との面接で、異常に優しくされたり、良いことしか言わない企業は、断られないようにするために、優しく接したり待遇が良いですよと嘘をつきます。
そして面接のときと実際に働き始めてからでは彼らの態度は180℃変わります。
私の場合、給与の金額を提示されて、今はオープンしたばかりだから、この金額だけど、一年ごとにアップしていくし、役職も考えているということを言われました。
入職すると、実際は人がいないので、残業も休みも全然もらえない状態で、社長は、オープンしたばかりだから、今は仕方ないと言い、自分は手伝うことをしませんでした。
とりあえず、頑張れば給与もアップしてもらえるだろうと思い、休みも取れないなか、働いてきましたが、軌道にのってきても、給与はアップされず、人も入れては辞めての繰り返しで、休めず一ヶ月休みなしということもあり、体力的にも精神的にも疲れました。
社長やオーナーが良い顔をしすぎる所は注意したほうが良いです。
職場環境の良さをアピールする会社
面接で社員がみんなとにかく仲が良いということをしきりに話してくる会社は怪しいと思ってください。
社長が自分で社員思いだから、などと話してくるが、その社員のために行なっている具体的な施策やサービスなどを提示してこない場合は黒の可能性が高いです。
業績を自慢してくる会社
面接の時などにいかに自分の会社が成功していてこういう事業で成功していて、どのくらい上手くいっていて、売り上げは何円で、ということを延々と自慢してくる会社。
こういう会社も怪しさマックスです。
嘘を言ってる可能性も高いです。
求人誌に社員のピースが載ってる会社
ホームページや求人に乗っている写真が社員の集合写真で仕事の途中にとったような雰囲気の写真を載せている会社。
ピースなどのポーズをとっている写真を載せている会社はブラック会社なところが多い気がします。
社員旅行、家族ぐるみの付き合いをやたら強調している会社
ホームページの社員募集のところの福利厚生アピールポイントで真っ先に和気あいあいとしたグアムでの社員旅行、自主参加ですがここ数年の参加率は100%です。家族ぐるみの付き合いで社長夫妻含めてのバーベキューが毎月行われています。
などが前面に押し出されていて、写真が掲載されていたらブラック企業とみて間違いありあません。
海外の社員旅行といった派手な福利厚生を売りにしているということは、逆に言うと有給消化、残業代、手当、保険といった当たり前の部分を押し出せない後ろめたい事情があることになります。
家族ぐるみの社員旅行を行う会社は家族ごと会社に巻き込んで退職しづらくさせる意図が見え見えだし、プライベートまで会社の人間と過ごさせるという公私混同をいいことのようにアピールしている時点でずれています。
おそらく強制参加させられて家族まで上司の家族にペコペコしながら辛い社員旅行を強いられています。
社員旅行を売りにしている会社はブラックです。
やたら長ったらしい社訓を掲げている会社
私は過去4社、世に言うブラック企業という所で働いていました。
ある所は残業代を全額支払わないにも関わらず、ほぼ毎日男女年齢関係なく日付が代わるギリギリまで働かされ、ある所は社長自ら朝礼で「お前達は使い捨ての消耗品だという自覚を持て」等の罵倒を浴びせ続けるような所でした。
そんな所ばかり経験してきたからか、最近では面接の最中、或いは会社に入った瞬間から「あ、ここはブラックだな」と気付けるようになりました。
というのも、ブラック企業というのは何故かどこも似たような特徴があり、私が過去勤めていた所も例に漏れずそうでした。
その特徴の一つにやたら長ったらしい社訓を掲げているという物があります。
会社の規模は関係なく、たとえ小さな町工場であったとしても、大仰な事がつらつらと書き並べられた社訓が社長室や会議室等に額縁入りでどん、と置かれています。
こういう物が面接時に目に入るとここはブラック企業なんだなぁと思うようになりました。
実際、後日その企業と取引があったという方に話を聞いてみるとそうである事が多いです。
面接時に聞くべきこと
面接時には以下のことを聞くことをオススメします。
- 求人情報誌に掲載されている給料や休日、労働時間は本当に合っているのか?
- 残業時間はどれくらいあって残業代はどのように支払われるのか?
- 休日出勤や深夜まで残業があった場合に手当は支払われるのか?
- 社会保険には入れるのか?
- 仕事中にケガした場合に労災は下りるのか?
- 昇給はあるのか?実際に昇給してる人の割合は?
- 離職率はどれくらいか?
特に勤務形態や金銭的な事を聞いた方が本当にいいと思います。
私の入った会社は入社した途端、健康保険なし月100時間以上の労働、帰るのは月10回は午前3時上がり。
私は辞めましたがまだ若い10代後半〜20代後半の子が「私の夢だったから…」という気持ちで働いています。
お金も1ヶ月半に8万しかもらえない、なのに勤務時間はとてつもなく長くご飯も食べれないなか笑顔で仕事しているのは見るに見かねます。
理事長の一声で周りの人も敵になり「お前はどうしてこんなこともできないんだ」と自分が責め立てられるからその人を責め立て、一週間に2人は過呼吸になり1人は倒れる。
夢は大切ですがそれを売りにして過度に働かせる会社はどうかと思います。
「君の頑張り次第で…」そんな言葉より生きる為にお金は必要です。
それでもいざ働いてみると聞いていた内容と違うところが多々でてきます。
なので面接時で聞いたところはメモしておくこと、契約時の書面はコピーや写真を撮って保管しておくことをお勧めします。
入社直後にわかるブラック企業の見分け方
次に入社直後にわかるブラック企業の見分け方を紹介します。
もし入社直後にブラックだと思ったら明日から会社に行くのを辞めましょう。
2日、3日、1週間、1ヶ月と長くいるにつれてなかなか辞めにくくなっていくのでブラックとわかった時点で即辞めるのが正解です。
社員の年齢層が高い会社
ブラック企業の特徴は社員の年齢層だと思います。
人材育成が出来ていないところは、新人かベテランばかりです。
次々と辞めるので新人をどんどんとりますし、ずっと居座っているベテランしかいなくなります。
その中間の将来を担う層がいません。
その結果、必然的に社員の年齢層は高くなります。
実際に私の就職したその会社も毎年新卒の募集をしているのに20代の社員は私だけでした。
ネットが普及している今、少しでもおかしいと感じればインターネットで情報を集めることが出来ます。
若い人達は就職後、内情を理解し退職して行ってしまうのではないでしょうか。
私もその1人です。
求人を毎年見かけるのに、社員の年齢層が高めな会社は、ブラック企業を見つけるひとつのポイントになると感じました。
働いてる社員の雰囲気
社員同士が気持ちよく働いている会社は仕事へのストレスが少ないからこそ、他の同僚のことも思って助け合えるので雰囲気がよくなります。
逆に雰囲気の悪い会社は仕事で抱えるストレスが多く社員同士のコミュニケーションもあまりありません。
雰囲気のいい会社なら明るい会話が聞こえてきたりしますが、悪い会社ならどんよりした表情の社員が多いです。
面接のときでも勤務初日でも他に働いてる社員の様子がわかればじっくり観察してみてください。
会社理念やルールを社員強要する会社
会社理念やルールなどがきっちりしていて、それを社員に強要しようとしている会社。
会社理念などを朝礼などで何度も口に出して覚えさせようとする会社。
こういう会社は社員を洗脳して労働力を搾り取ろうと言う悪意が見え見えなのですぐに辞めるべきです。
仕事内容に対して社員の人数が不足してる会社
会社の仕事内容と勤務人数が一致していないと感じたら間違いなくブラックです。
なぜそうなるかというと理由は2つあって1つはブラックですぐ人が辞めるからです。
もう1つはそもそもブラックで人件費を極力削ってるからです。
どちらにせよ、仕事内容に対する仕事量が圧倒的に多く、明らかに人数が足りないと感じたらすぐに辞めてください。
早めの決断が大切です。
なぜかというと仮にあなたが辞めないと他の人が辞めてあなたが辞めにくくなるからです。
こういう仕事は早く辞めたもの勝ちな部分があるので誰よりも先に辞めないと辞めるに辞めれなくなるので気をつけてください。
新人を育てる環境がない会社
これも入ってすぐわかると思いますが、入社したばかりで何もわからない新人には普通仕事を教える役割の人がいます。
でもブラック企業だと人の入れ替わりが激しすぎて人に仕事を教えられる人がいないことも多いです。
辞めずに残ってる人はブラック企業に洗脳されてる人が多く、まともに新人教育ができないのです。
入社して何していいかわからない状態なのにまともに仕事を教えてもらえず、かといって仕事しないと怒られる、という理不尽な状況になった場合はブラック確定なので早々に仕事を辞めて明日から会社に行かない方がいいでしょう。
社長のワンマン経営・上司に逆らえない会社
社長がワンマンで経営している会社はブラックが多いとおもいます。
社長の都合がいいように会社が成り立っているので注意が必要です。
また、上下関係が異常に厳しく、上司に逆らえない会社も同じです。
体質が古い企業には昔の価値観を捨てられず昭和の感覚でいるので、上司は絶対的存在で逆らうことなど許されず男尊女卑もあたりまえのようにしてきます。
そして、そこに長年いる女性たちは井の中の蛙になって馴染んでしまっているので、自分の会社がおかしいことに全然気づいていません。
会社こそが一般的な社会構造と勘違いしています。
なので、年上の人に相談しても頑張るよう言われるだけで助けてはくれません。
社員の人間性を尊重しない会社
ブラック企業の特徴は上司にあたる人が社員の個人の生活や人間性を尊重してくれているかでわかると思います。
ブラック企業の場合、仕事のために社員は自分のプライベートな用事は後回しにして仕事を優先させるのが当たり前だという考え方が根付いていると思います。
またその現れが部下は上司に逆らえないという風習になっています。
仕事を休んだらしようものなら上司には自分のせいと思われないように、周りの人に迷惑をかけてもいいのか、という言い方で言葉巧みに休むのは悪いことだという考えを押し付けてきます。
ブラックとわかったら1日も早く会社を辞めて転職しよう
面接の時点でブラック企業とわかったらラッキーです。
あなたはそのブラック企業で働かなくて済みます。
でも入社してからブラックとわかった場合はどうでしょう。
この場合は辞める手続きをとるか、何も言わずにいなくなるかのどちらかを選択することになります。
たとえば入社して1日で辞めるとか、1週間以内に辞める場合は何も言わずに会社に行かなくなるという選択肢もありです。
なぜなら、給与をもらえなくてもいいからです。(1週間分の給与だけでももらわないと困る人は別)
この場合、会社から何を言われようと知ったこっちゃありません。
あなたはもうその会社とかかわる必要がないので連絡先を着信拒否して会社に行かなければそれで済みます。
しかし例えば1ヶ月とか働いてしまうと、簡単には辞めにくくなります。
1ヶ月分の給与をもらえなくなるわけにはいかない、と言う人が多いでしょう。
ブラック企業を辞める場合、会社は経営者と労働者の立場の違いをいいことに、給与を払わずに済ませようとしたり、もしくは辞めさせないようにいろいう手を打ってきたりします。
特に辞めることを上司が許さず、いつまでも辞めさせてもらえないケースが多いです。
だから簡単には辞めにくく、ブラックだとわかっていながらずるずる働いてしまう人もいます。
私はそういう人を何人も知ってます。
だからブラック企業を辞めるときは入社してから1日も早く辞めることが重要なのです。
1週間や2週間なら傷口は浅いので給与をもらうことを放棄してでも会社に行くことをやめてしまえばいいわけですからね。
正直ブラックな会社に最後の給料を請求するのは至難の業なのでできるだけ避けた方がいいですよ。
そしてさっさと次の仕事を探しましょう。
もし1か月以上働いてしまってちゃんとした手続きを踏んで辞めるしか方法がない、という場合はこちらの記事を参考にしてください。