ブラック企業でパワハラに遭い、脅されて辞めれず自殺を真剣に考えた話
私はとある携帯ショップで働いていたのですが、かなりのブラック企業でした。
私が働いていたショップでは休憩時間は50分で、役職社員によって時間を1分でもオーバーしないように管理されていました。
少しでもオーバーすれば、インカムで名指しで呼びつけられていました。
私がブラック企業で受けたパワハラ
朝まで会議で残業しても残業代なし
一番酷かったのは残業代です。
閉店時間を過ぎてもお客様の来店理由によっては応対が続くのですが、応対が終わった瞬間に役職社員によって勝手にタイムカードを切られます。
応対後は閉店準備などの後処理がかなりの量あり、平気で1時間はかかります。
それでも、その分の残業代は出ません。
1ヶ月に2回以上はすべてのお客様が退店後にミーティングがあったのですが、もちろん残業代は出ませんでした。
閉店時間から5時間後、日にちをまたいで帰宅することも多かったです。
さらに、その土地柄もあって難癖をつけてくるお客様も多かったのですが、いくらお客様が悪くても先輩スタッフから責められ、役職社員からも応対終了後に1時間以上叱責されることもよくありました。
そのせいで帰宅時間がかなり遅くなることもしばしばありました。
新人スタッフがよく被害に遭っており、私も何度も経験しました。
わからないことを聞いても教えてくれない
新人のうちは覚えることも多い上に難しい事も多いので、分からない事がたくさんあります。
それは当たり前の事なのですが、分からない事を先輩スタッフに聞きに行くと、先輩スタッフによっては「そんなことも分からないの?」「自分で調べて」とあしらわれます。
「分からない事があったらきいてね」と言っていたのにです。
調べていて時間がかかってしまうのも仕方ないのですが、時間がかかると叱責されました。
無茶な要求をしてできないと怒る
お客様の用件によっては時間がかかるものも多々あるのですが、どんなものでも「○時間以内に終わらせて」と無茶な要求を先輩スタッフからされます。
そして、その時間が過ぎるとインカムで名指しで催促をされ、応対終了後に叱責されました。
タブレットなどの重要商材を売れなかった時も、どんな理由があっても「あなたが悪い」と理不尽に叱責をされていました。
先輩スタッフに教わりながらお客様応対をしていた期間もあったのですが、閉店後にフィードバックをします。
その時に褒められることは本当にまれで、何かにつけて叱責されました。
ほとんど手続きもしたことがなくて分からない事だらけの時でも、教わっていなくて分からないのが当然の時でも、必ず叱責されました。
「聞かなかった自分が悪い」とよく言われていましたが、その場面に遭遇したことすら無いので、分かるはずがありません。
それでも責められるのは新人スタッフの方でした。
特に口答えをしないおとなしい社員がターゲットになっており、私の同期の中では私がターゲット像にピッタリだったこともあり、よく被害にあっていました。
そのため、ほとんど毎日のように泣いて帰宅していました。
そのうち、出社することも億劫になり、毎日嫌な思いをしながら出社し、毎日泣きながら帰宅するという生活を送っていました。
ストレスで体調を崩し、自殺を考え始める
その当時は本当にストレスもかなり溜まっていたと思います。
しかし、そのストレスを発散する場所も時間もほとんどなかったため、どんどん溜まっていく一方でした。
ストレスが溜まり、発散もできないままどんどん溜まって、体調が優れない日もどんどん増えていきました。
出社するにも支障をきたすことも増えていきました。
入社して7ヶ月を過ぎた頃、私は会社での理不尽な叱責などの辛さから「死にたい」と思うようになりました。
本気で自殺も考えました。
退職を相談したら人格否定される
そのうち、常に死ぬことを考えるようになり、仕事を辞めることを考えてることを店長にも相談しましたが、入社した頃に何でも相談してと言ってくれていた店長ですら、私を責めました。
私の考え方や努力など、全て否定された気がしました。
今だから分かりますが、実際に否定されていたと思います。
友人の勧めで心療内科に行こうかとも思っているとも伝えても、それすらも拒否されました。
人手が足りなかったため何が何でも辞めさせてもらえず、辞めると言えば脅されるの繰り返しでした。
過呼吸を起こして心療内科で診断を受け、母の協力もあってやっと退職
その後、ちょうど入社して1年ほど経った頃、心労から過呼吸を起こして両親に心療内科に連れて行かれ、適応障害など複数の精神疾患との診断を受けました。
その件もあって会社を退職しましたが、その時ですらまだ引き止められました。
しかし、母が少し強めに退社させたいと伝え、やっと認められました。
ブラック企業を辞めるには勇気がかなりいると思います。
会社の役職社員に退職の意思を伝えるにしても、私のように脅されたりなどしてなかなか辞められない方も多いと思います。
それでも、自分自身がキツイと思ったら、すぐに行動に移して欲しいです。
辞めるにしても手続きなどで時間もかかるでしょうから、早めに行動に移して欲しいです。
まだ頑張れると思ったり上司の言いなりになって続けていると、ある日突然体や心を壊してしまいます。
命に関わることにもなりかねません。
実際に私は何度も自殺を本気で考え、自殺方法を調べたりもしていました。
いわゆるリストカットも試みました。
その度に家族や友人、彼氏に心配をかけてしまいました。
会社を辞めてからもうつ病は治らなかった
現在、私は精神疾患を患って半年以上経ちますが、まだ完治には程遠いです。
その間にしたかった事もたくさんあったのに、ほとんどできていません。
失った時間は戻りませんし、傷ついた心は治るのにかなりの時間がかかります。
私と同じ思いはして欲しくありません。
私自身も彼氏や友人に未だによく言われていますが「何よりも自分自身を大切にしたください」。
そのためには、頼れる人はどんどん頼ってください。
ブラック企業は、どんな手を使ってでも退職することを阻止しようとします。
だからこそ、あなたもどんな手を使ってでも退職してしまえばいいのです。
私も最終手段とも言える形で退職したのですから。
あなたの体は1つしかありません。
あなたは世界に1人しかいません。
あなたを必要としている人はたくさんいます。
あなたに何かあったら悲しむ人はたくさんいます。
だからこそ、自分自身を大切にしてください。
そんな人達を悲しませないためにも、その人達を頼りながら勇気を出してください。